まず、アルコール依存症になる人間で普通っぽい人はいる。ただ考え方に偏りがあったり、所謂「変わってる」人であることには変わりがない。
ご多分に漏れず、自分は変だと思う。
お酒に手を出す以前から人とは違う感覚はいつも感じていた。
例えば、大多数が右を選択するのに、何故か自分は左ばかりを選択する。その連続が今の自分を形成したと思う。
もちろん、お酒に飲まれるか否かは別物とは思えるが、自分は変、そして生きづらい人生がお酒に走る要因になったのは間違いない。
病気を理解するまで、その変な自分を気持ちの面でも態度でも隠そうと努力した。
真面目を装ったり、人からの罵詈雑言にも思える言葉も笑ってごまかした。
今は、そんな耐える必要もないし、そんなことを言う人間からは距離をとればいいと学んだ。
アルコールによる酔いは人生をおかしくしたが、変な自分を自分で隠すための目隠しとして機能した。
だからお酒には感謝をしてる。
これからは酒無しに「変」な自分を自分自身に嘘をつかず、受け入れて過ごせばと思う。
- 作者: Alcoholics Anonymous World Services Inc.,NPO法人 AA日本ゼネラルサービス
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