言わずと知れた住野よるさんの作品。
今日は半休をもらって名探偵ピカチュウを観に行ったことでも書けばいいかと思ったのだが、こっちを読み切ったから大事なことを知った気がしてこの時間に更新。
膵臓を悪くした同級生との4か月の交流を描く作品。
その中で、すごく印象に残る内容がある。
「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たのーー」
一つのトラブルから主人公とその同級生が仲直りをしている最中に同級生が言ったセリフ。
今の自分、とりわけ4年前に生きなおしの日々が始まってから感じていることだなと共感したわけで。偶然なんて一つもないわけで。自分たちの選択が今の自分を作り上げ、出会わせているのだと。
お酒に逃げ、病気になったことも選択だった。孤独を選んだのも。そして生きたいと願い歩み始めたのも。
そして新たな出会いを紡いでいるのも。
とても悲しい物語であり、ただとても切なく青春を感じる物語。
2019年5月の最後の日に読み終えたこと、そしてこうしてブログに書き残していることも偶然ではない、選択してきた結果だと思いたい。
そして後悔をしない人生にしたい。