2015年8月にアルコールによって入院してからもうすぐ5年が経とうとしている。
その間に辛いことや傷つくことはたくさんあった。
しかし、今回の母の死より悲しい出来事はなかった。
それでも飲まない生き方を続けていく。選択する。
悲しいことがあり、苦しくなって飲んでしまったという話は少なからず聞いたことがある。
その気持ちはよくわかる。
「輝いていたころのお前に戻ってくれよ」と言わせてしまった母の悲しい顔を見ることはない。
これからも飲まない生き方を続け、誰かのためではなく、自分自身のために生きていく。
その結果、母が望んだ輝いていた頃の自分に戻っているように見えるのなら嬉しい。
もう名前を呼んでもらえなくても、誉めてもらえなくても。
母の死から1週間。仕事にも復帰しているが、時が経つのが早い。
父の問題もあるからかもしれない。
それでもそのうち母を忘れる日が多くなるだろう。
それが生きていくということかもしれない。
でも、悲しいこの出来事を忘れることはない。
来年の今頃、どのように感じているだろうか・・・