幼少から思い出すこと。
日々成長すること、立派な人になること。大雑把にいうとこれを求められていた気がする。またそういう期待みたいなものに応えれば幸せになることだと思っていた。
あまり良い生活環境ではなかった幼少期はそれを支えに生きてきたような気がする。
でも実際はそんなことを思わなくとも金銭的にも精神的にも恵まれた人が多く、残念ながらそういう人たちにはどうあがいても勝てないことを認めなくてはいけなくなった。
その現実に目を向けることができずにお酒を飲んでいたと思う。
なんで自分だけこんなつらい目に遭わないといけなかったのかと。
自分は負けず嫌いだったのかもしれない。
今、こうして飲まない生活を送る中で思うこと。
別に自分の手の届く範囲で人の助けになれることができればいいし、立派な人間になる必要もない。
ただ安穏が欲しいと思っている。
日々闘争が必要だと思い込まされていたが、自分にはそんな生活は合わない。
ただでさえお酒を飲む前から人に嫌われるのが怖いのに色々と強いられてきた。
もう無駄に人に恨まれたり、奇異な目で見られることはごめんだ。
もう少し自分のことを大事にして残りの人生を生きていきたい。