つねぽんの日記(独り言)

アルコール依存症、乾癬、潰瘍性大腸炎発症者です。飲まなくなって8年が経ちました。日々の思うことを不定期で書いていきます。最近は大好きな坂本真綾さんのことを改めて振り返ったりしています。飲まない日々について8割くらい。

感情の波

飲んでいる頃には気づかなかったが、飲まなくなると感情のが一時的に振れ幅が強くなる。

 

ある時は怒りに震える。ある時に不安に襲われる。ある時は絶望する。

 

多分、脳が感情を麻痺させていたため狂ったように正常に戻そうとしていたのではないかと今になると思う。

 

その感情のままに突き進むとまた飲んでしまったり、異性に走ったり、もしくはギャンブルや薬(ここでいう薬は処方薬も含む)に走る。

 

だからこそ、AAや断酒会のミーティングや例会で発言したり人の話を聞くことで少しでも穏やかな時を過ごせるのはアルコール依存症にとって大きな場だと思う。

 

よく、一回自助会に通っていかなくなる人もいるがこれはもったいない。

あなたに自助会は合わせてくれないが、あなたが少しずつ慣れるといつの間にか自助会が心地よいものになることに気づいてほしい。そんな風にいつも思っている。

 

今、飲まなくなって6年弱の自分だから言えるのは、1か所でもいいからまずは心地よい場所を見つけて通ってほしいこと。助けてくれる仲間を見つけること。

取り組むなら真剣にプログラムに取り組んでほしいことだ。

 

もちろんスリップは可能性はゼロじゃない。でも飲むのが当たり前だった自分たちが飲まないように生きること自体が奇跡なのだから、少しずつ乗り切ってほしい。。

懺悔ではない、あくまでも対応な謝罪が埋め合わせ

AAの12のステップの第8,9ステップは第4ステップで書いてきた傷つけた人に埋め合わせをするステップ。

 

ここで過去の残骸=前に進むために引っかかる過去の出来事と決別していく。

 

相手が傷ついた、傷つけられたと思っているか否か関係なく、自分側の問題を解決するために会いに行く。

 

よくこの埋め合わせのことを懺悔をしにいくものと思っている人がいる。

 

決して下手にでる必要はない。

自分のアルコールの問題が相手に迷惑をかけ、もしくはアルコールも関係なく傷つけたことを謝る。

下手な言い訳もしなくてもいい。

相手の反応が悪くてもいい。

 

ここをクリアすると、おのずと未来に向けた行動がとれるようになっていく。

ここまでが過去を振り返るステップ。

ここからが未来へのステップになっていく。

懺悔ではない、あくまでも対応な謝罪が埋め合わせ

AAの12のステップの第8,9ステップは第4ステップで書いてきた傷つけた人に埋め合わせをするステップ。

 

ここで過去の残骸=前に進むために引っかかる過去の出来事と決別していく。

 

相手が傷ついた、傷つけられたと思っているか否か関係なく、自分側の問題を解決するために会いに行く。

 

よくこの埋め合わせのことを懺悔をしにいくものと思っている人がいる。

 

決して下手にでる必要はない。

自分のアルコールの問題が相手に迷惑をかけ、もしくはアルコールも関係なく傷つけたことを謝る。

下手な言い訳もしなくてもいい。

相手の反応が悪くてもいい。

 

ここをクリアすると、おのずと未来に向けた行動がとれるようになっていく。

ここまでが過去を振り返るステップ。

ここからが未来へのステップになっていく。

自分の欠点を無くしていく

自分の欠点を無くすことを決めたら、ハイヤーパワーに祈り、無くしてもらうというのが第7ステップになる。

 

ハイヤーパワーが取り除く?そんなことができるのか?と思う。

 

これは色々なことをするための意味合いがあると個人的に思っている。

 

ハイヤーパワーに祈る前にすでに第5ステップで自分の問題をスポンサーから指摘をうけている。

その指摘を認め、それを実践していく。

 

そしてその行動を続けていくために祈り行動すると。

 

ただ単に祈って解決するほど欠点は解決しない。

 

ここはビックブックに詳しく書いていない。だからこそ難しいと思う。

 

自分の問題を真摯に認め行動するからこそ、その後の第8ステップ以降に繋がっていくと思っている。

自分の欠点を無くしていく

自分の欠点を無くすことを決めたら、ハイヤーパワーに祈り、無くしてもらうというのが第7ステップになる。

 

ハイヤーパワーが取り除く?そんなことができるのか?と思う。

 

これは色々なことをするための意味合いがあると個人的に思っている。

 

ハイヤーパワーに祈る前にすでに第5ステップで自分の問題をスポンサーから指摘をうけている。

その指摘を認め、それを実践していく。

 

そしてその行動を続けていくために祈り行動すると。

 

ただ単に祈って解決するほど欠点は解決しない。

 

ここはビックブックに詳しく書いていない。だからこそ難しいと思う。

 

自分の問題を真摯に認め行動するからこそ、その後の第8ステップ以降に繋がっていくと思っている。

なんでお酒飲んでいたのだろう(ちょっと長くなります)

自分は20歳から30歳までの約10年間の間、お酒を飲んでいた。

 

父方の祖父を肝硬変で無くしており、家系的には弱い体質だったはず。

 

このアルコール依存症界隈で律儀に機会飲酒を20歳からしていたケースは聞かない。

ほとんどの人がそれより前に飲み始めている。

そう考えるとあまりにも早くお酒に飲まれていた自分に気づく。

 

21~22歳まで留学の機会があり、その土地でアルコールをひたすら浴びるように飲んだことが問題だと思っている。

ルームメイトとの仲が合わず、それを紛らわすように飲み続けていた。

 

ブラックアウトをその時に経験している。気づけば全裸で寝ていたことも数えきれない。

 

日本に帰国した後は、留学希望の後輩を支援する団体に所属していた。そこでは似たような酒飲みがいっぱいいたので気づかなかった。自分が大酒のみからどんどんずれていくことを。

 

卒業後、とある機械メーカーに就職。そして関西の地で一人過ごすことに。

そこでは毎晩のようにお酒に誘われていた。楽しい酒であったはずだ。

いつの間にか一人酒ばかりするようになっていた。

上司からのパワハラと次々に起こる製品不良を営業に放り投げる体質。

いつの間にかその日その日のしんどいことを忘れるために飲んでいた。

 

25歳で初めてお酒で入院。鬱になってしまったと思い、病院にかけこんだところ、

黄疸が出ており脾臓が2倍にはれ上がっていた。

10日ほど入院。当時の部長から禁酒命令を受けるも、退院してすぐに飲み始めていた。

福岡に飛ばされる。そこでもひたすらにお酒を飲み続けた。

住んでいた地域で迷惑をかけ、お酒を飲まないことを決意した。

28歳だった。3か月で飲み始めていた。

もう人に迷惑さえかけなければいい。そんなことを思い飲み続けていた。

そのころには別の病気である乾癬が発症。自分を見ることが嫌になっていった。

 

また大阪に飛ばされた。

皮膚の病気である乾癬がひどくなり、人生をあきらめたくなっていった。

なんせ体は皮膚が固まり歩くこともままならない。お酒を飲まないと体が痒くてたまらない。

戻った大阪ではいじめと業務量過多で辞めることにした。

退職時には白い目で見られて辞めていった。

東京に戻る準備ができず、ひたすらにお酒を飲んでいた。

幻聴幻覚に襲われ始めて精神病院に入院。

東京から父親が連れ戻した引っ越しやものの処分は父と姉がした。

 

東京に戻り2週間大学病院に皮膚の方で入院。

回復した。東京でまたやり直そうと思った。

でもお酒は止まらなかった。

 

転職した。200名くらいの会社だった。

先輩が後輩をいじめるのが普通の会社だった。

自分の人生はこんなものかと絶望ばかり。

飲んでいなかった平日の昼間からお酒を飲んで仕事をするようになった。

家にいたくないから休日は朝から家を出て公園で飲み、夜にはスナックにいって飲んでいた。飲み屋だけが気兼ねなく自分を受け入れてくれていたような気がした。

 

人生で初めて財布を盗まれた。

飲みつぶれて駅前の道に寝ころんでいたところを盗まれた。クレジットカードを使われていた。

悔しいと飲みながら犯人を捜そうと夜に周辺を徘徊した。

通報を受けた警察に保護される前にいとこと父親が保護した。

泣いた。悔しくてつらかったかったから。

 

父親がアルコール専門のクリニックに行くことを勧めてきた。

気乗りせず、断っていた。

でももう行くしかないと思い行った。

土曜日、クリニックに行ったアルコール依存症と診断された。

睡眠導入剤シアナマイドの混合を処方された。

日曜日、その処方物を飲んでビールを飲んでいた。

月曜日、記憶を無くした状態で会社に電話した。

会社の不平不満をぶちまけていたらしい。

 

翌日。父からアルコール専門病院に入院することになったと言われた。

全てを受け入れるしかないと思った。

2015年8月24日とあるアルコール専門病院に入院。

 

あれから5年10か月くらい。

 

なんでお酒をあれだけ飲んでいたのか。

多分、人生が辛かったから。

誰もわかってくれないし、誰に何をいっても心が晴れなかったから。

でも、この考え方自体、アルコホリズムがなすことだった。

今、このアルコホリズムと自分と言う存在に向き合いながら生きている。

 

消えてなくなりたいと思うことも多々あるけど、それでも生きようと思う。

 

 

過去から出てきた欠点を見つめる

第5ステップで明らかになること。

それは自分自身の「性格上の欠点」だ。

それも本質的にお酒に繋がるような欠点になる。

 

これを取り除こうとする気持ちになれるか。

これが第6ステップになる。

 

自分自身、真面目で正義感も強く、誰よりもまともに生きてきた。

もしくは引っ込み思案で誰に対してもびくびく生きてきた。

不真面目でどんな人に対しても暴力的に生きてきた。

 

ひとそれぞれ過去から出てくる生き方は違う。

ひとそれぞれの過去からあぶりだされた欠点は心地よいものかもしれない。

ただそれを無くそうとする努力をしないといけない。そうでなければお酒に繋がるから。

 

第6ステップは自らの心地よさを捨てる準備の時ではないかと思う。