今の自分と昔の自分の差が何かというと、大して差がないように思える。
それでもいくらか世の中のことがわかってきたし(わかる範囲ということであり全部はわからない)、何より生きやすくなってきた。
なんで昔はあれだけ生きにくかったのか。
振り返ると自分は人とは違うという感覚にをいつも持っていた。
思い出す限り中学生の頃くらいかと。
いつかは幸せになれると信じてきた。
自分で書いていて笑ってしまうのだけれども、10代からいつかは幸せになれるという風に思っている子供はあまりにも不憫でならない。
それくらい精神的な面で困窮していた。
知り合いから聞いたところによると、アルコール依存症になる礎となるのは長期間にわたる高ストレスだと。その高ストレスの末、自分の場合はアルコール依存症になっていったのだと。
もしかすると薬に向かっていたかもしれないし、ギャンブルに行ったかもしれないし。
じゃあ今なんでこんなに生きやすいのか。
お金は残念ながらない。
精神的困窮はどこから充足されたか。
多分、自分は何者であってもいい、今存在するだけ価値があるのだと信じることができるようになったからだと思う。
この価値観は何物にも代えがたいもの。なおかつ誰しも手に入れられるものだと思う。だからこそ今目の前にいる人には伝えていきたいし、それが自分を保つ最高のことなのかなと思う。